<<オランダ・マルクス主義>>

 1893年、フランク・ファン・デル・フースが、ドイツのノイエ・ツァイトに倣って、デ・ニーウェ・テイトDe Nieuwe Tijd
(新時代)を創刊。
 後に、ヘルマン・ホルテル、ヘンリエッテ・ローラント・ホルスト、更にアントン・パンネクークらが加わり、特異な西欧マルクス
主義者グループのオランダ・マルクス主義が形成された。

 今までの日本のマルクス主義の大きな欠点の一つに、オランダ・マルクス主義への無知が挙げられよう。

 最近、長期波動論が復活しているが、景気循環論あるいは盛衰交替論とどう違うのだろうか。
 この長期波動論にはオランダの2人のマルクス・主義者が関係している。
 ヤコブ・ファン・ヘルデレンは1913年に、サロモン・デ・ヴォルフは1921年に予備的な、1929年に本格的な
長期波動の研究をしている。

*最近(社会主義崩壊後)、教条マルクス主義者はアソシエーション論なるものに逃げ場を求めている。
 しかし、この実態は周回遅れのトップ・ランナーでしかない。


 オランダ・マルクス主義の歴史については下記参照。

 アントン・パンネクークの人と思想
 オランダとドイツの共産主義左翼 


 個人の略伝は下記参照。

 オランダ初期社会主義者群像 
 フランク・ファン・デル・フース小伝
 ヘルマン・ホルテル小伝
 ヘンリエッテ・ローラント・ホルスト小伝
 アントン・パンネクーク小伝
 ヘンク・スネーフリート小伝


 関係組織は下記参照。

 オランダの左翼


 オランダ左翼に深い影を落とす、オランダのアナーキズムについては下記参照。

 オランダのアナーキズム運動



 
ファン・デル・フース   ホルテル   ローラント・ホルスト(画) パンネクーク   スネーフリート


 








inserted by FC2 system