Pbフリーはんだの金属学的基礎
                                                   

(15−2−2) Sn−Sb系

  Sn−Sb系の高Sn側は包晶反応を示し、若干の融点上昇効果がある。
  しかし融点は240℃付近でSn−Ag−Cu共晶近傍系の220℃付近に対しては余裕が小さい。




 青山学院西山

 Sn-37Pb、Sn-3.5Ag、SAC305、Sn-0.5Sb、鋳造組織、組織安定化のためアニール。
 ナノインデンテーション法によるクリープ特性。



  マクロ


  ミクロ




  線引加工


  SnPb、SnAg、SACは鋳造材と異なる組織。
  SnAg、SACではデンドライト初晶が見えない。
  SnPb、SnSbは熱処理で結晶粒粗大化。



  エージングでSn-Pbはひずみ速度低下、Sn-Ag、SACはたいした変化なし、





  下田





   Ag3Snの成長






Mathew








Sn−5Sb Vianco




Lin 台湾科技大



   δ:Cu3Sn、Cu4Sb

Lee





Sn-Sb interface Chen



Chen Sn−Sb/Ni
  Sn−Sb/Ni界面反応はSn/Niと同じで270℃と320℃はSn−Sb/Ni3Sn4/Ni
  400℃と500℃はSn−Sb/Ni3Sn4/Ni3Sn2/Ni3Sn/Ni。









東北大 Takaku
  冷間圧延CuとSn−X(X=Ag、Sb,Pb、Bi)
  界面のIMCはSn−ZnはγCu5Zn8で他はηCu6Sn5とεCu3Sn。
  Sn量とともに厚み増加、Sn−6.7Sb>Sn>Sn−3.5Ag>Sn−37Pb>Sn−57Biの順。






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