(13−10−2) 部品の接合強度試験

  JEITAではPbフリーはんだの接合の評価に接合強度試験が主に調査された。
  電子部品の接合強度はリード部品はプル強度、チップ部品、はんだボール、ノンリード部品では
 せん断が主となる。 

@ 試験方法

JEITA実装技術標準化委員会 2008




・はんだボール強度試験
デイジ・ジャパンから

 
・チップ部品のせん断試験の試験条件の影響
Park
 SAC305と2012チップ部品


 シジグ先端が尖るとチップが破壊しやすい。

  低いとはんだ接合部から破壊して低い値となる。



A 電子部品のはんだ接合強度試験の破壊モード

  強度試験の破壊モードは表面実装部品では下記のようなものが見られる。

   部品破壊
    リード切断(リード部品)
    部品母材破壊(チップ部品)
    厚膜電極破壊(チップ部品)
    電極剥離(セラミック・キャリア・パッケージ、チップ部品)
   はんだ接合部破壊
    部品電極−はんだ界面
    バルクはんだ
    はんだ−PCBパッド界面
   PCB破壊
    パッド剥離(ランド剥離)
    積層板えぐれ(パッド・クレータリング)


昭和産業
 リード部品


  チップ部品


 島津 ガルウィング


JEITA



・はんだボール接合における破壊モードの模式図(JEDEC)



Newman 
 はんだボールの固着強度



Song 

  ボールせん断



 ボール引き





Darveax  

  試験条件  エージング:125℃x24h、BGAあるいはFC


  破壊様式(モード)



  界面破壊での基材種類と破壊位置
   Cuパッド



   Ni(P)とSAC305


   電解NiとSAC305


Strandjord



  パッド剥離と積層板クレータリング



  これらの破壊モードで積層セラミックキャパシタ亀裂、PCBのパッド剥離、配線亀裂、パッド・クレータはPbフリーはんだ
 で特に注意を要する。


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