(8−2−4) はんだ体積と微細組織

寸法効果 荘司 群馬大
 微細寸法(径0.5mmx2mm)試料の微細組織とバルク組織
  亜共晶、共晶、過共晶に相当、亜共晶から過共晶になるに従い、βSnは微細になり、過共晶では針状となる。
  マイクロ・サイズ試料よりバルク試料のβSnが粗い。



 エージングでβSnは細かくなり、IMCのAg3Sn、Cu6Sn5が粗くなる。引っ張り強度は若干低下。
 伸びは若干上昇するが、亜共晶とSnPbでは過時効が生じる。


Lehman粒成長

 Sn デンドライト腕の寸法はSACはんだボール寸法減少とともに減少。

 Mueller
 体積効果
  はんだ体積が減少すると小さな無秩序な配向の粒が頻出する。
  大きなはんだボールは主に大きな粒の粗いデンドライト領域よりなる。
  大きなはんだボールでは若干の領域で小さな粒が見られる。小さなハンダボールではこれと逆の効果が見られる。


体積が小さくなるとデンドライトは微細になりやがて連続的となりついにデンドライトは消滅。
 βSnマトリックスにIMC析出した組織となる。


 小さいはんだボールには冷却速度効果は見られず、大きいはんだボールでは冷却速度が速くなると、小さな無秩序な配向の粒の
領域が頻出するようになる。




 Cuが多いと大きな粒



Barbini
 LGA(ランドland・グリッド・アレー)とBGA、
 径0.254、0.30、0.40

 SAC305の各種接合部での粒形態
 ランド・グリッド・アレイLGA

 BGA







 0.4mmボールでは1粒またはビーチ・ボール
 0.254mmは組み合わせinterlaced双晶
 0.3mmは多くは1粒またはビーチ・ボールだが組み合わせinterlaced双晶を含む場合もある。

Borgesen



Krause

 偏光顕微鏡ではわからない局部的結晶方位の違いがある。








コベルコ科研



戻 る 目 次 次 へ


inserted by FC2 system