(8−2−5) エージング効果

 Sn系はんだ合金は融点が低く、従ってホモロガス温度(融点規格化温度)が常温付近でも高く、微細組織の粗大化と
機械的特性低下が起き易い。

Hartford

 SACはエージングでβSn、IMCともに粗大化がおき、強度が低下する。

Cai
 エージングによる組織変化
  はんだバルク

 Cu6Sn5の粗大化

 接合界面


 Kirkendall ボイド

 接合界面ではIMCの成長がおき、Kirkedallボイドが生成するという報告もある。

 粒寸法と配向

Telang

Zhang


Pecht
 エージングによる組織変化
  リフロー上がりの相互接続組織
   数個のコロニーを含み、コロニーはSn粒の集まりで、コロニー内のSn粒はほとんど一様な配向で容易に区別できない。
   コロニーは粒界で大きな配向(結晶方位)の違いで容易にわかる。



 恒温エージングでコロニーの数が減少、粒成長によると見られる。


 IMCについてもエージングで数が減少し、大きな粒子が増加。

H Ma Auburn大


室温エージングの影響







恒温エージング




           125℃







SAC機械特性 Zhang 2009
 






        SAC105                      SAC405                       Sn−37Pb


Effect of silver in common leadfree alloys Pandher 


Qing Wang


 IMCの合体
































はんだ接合

大藤
 PWB:無電解Ni−P/フラッシュAu


 IMCは(Cu,Ni)6Sn5




 振り子式衝撃試験機

Sn−Pb Yu
 直径110μm、130バンプ
 はんだバンプ、UBM:Cr/Cr−Cu/Cu 
 0.2mm/s





Conrad




Witkin
SAC305、150℃x336h

 IMCの成長とデンドライト消滅
 Sn−3.3Ag−1.0Cu−3.4Bi、Sn−3.4Ag−4.8Bi






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