(15−5−2) Snめっき厚みの影響


  Sn膜厚みについては1−10μmがよりウィスカ成長しやすく、これより厚いか薄いとウィスカ成長しにくいという。
  (P. Harris, International Tin Research ITPI Report No. 724, 1994.)


Chasonら

 SEMはめっき後2−3時間後エッチング


Jadhavら

厚みと寸法
 *Chason の図参照

同じ粒寸法で異なる厚み
  粒径約4μm、厚み8μmから各々エッチングで




機械的性質
 Snでの応力蓄積 膜厚効果










 Dittesら

厚みの影響


3E



FC

 1:Flat、2:Bent、3:Tip、4:Scraped



効果 平均ウィスカ数 平均最大長
前処理    7.7   9.1  
TS   27.4  13.9 前処理影響
エージング法 DH   11.3   1.4 促進しない
HH   28.0  28.8 一番影響
RT   13.4   4.3 少し影響
めっき組成 Sn   10.2  13.6 発生数は少ないが長く成長
SnPb   47.0   2.9 発生数多いが短い
Ni厚み 1μm   15.3  12.2 影響なし
2μm   20.1  10.7
Ni(2μm)有無
Sn(2μm)
TS+DH 0
TS+HH 0
TS+RT  0
  0
  0
  0
効果あり
  95
  92
 105
 10−32
 10−41
 12−34
 
Sn厚み 2μm   9.8   8.6  
4μm  27.2  15.1 厚い方が長い




  めっき層のエッチング効果

Smetana 2006 iNEMIの高信頼性製品に使用される部品のPbフリー表面処理についての推奨
 表面化学エッチング(Snめっき)
  3〜4μmのエッチングが効果ありという試験結果(試験が限られている)。
  4帯域モデルでのIMC形成の谷と丘が垂直効果という理論が当てはまる。



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