(13−5−3) 繰返し基板曲げ試験


日立
 BGA


  温度サイクル:−55〜125℃、10分保持


  繰り返し曲げ:3点曲げ(スパン50mm)、変位幅0.45〜2.0mm、0.5Hz三角波・・・変位制御



  繰返し衝撃曲げ試験:150gロッドの落下、落下高さ75〜200mm。


 繰り返し衝撃曲げ試験の基板長手方向ひずみ




  繰り返し衝撃曲げではSAC305がSn−37Pbより悪くなる。


  変位が大きくなると(繰り返し衝撃曲げ)SAC305がSn−37Pbより悪くなる。


  SnPbは両方ともはんだ内部亀裂、SAC305は衝撃曲げでは界面亀裂。


 (はんだが塑性変形しにくいので界面に大きな負荷)


 *plain試料:円筒型直径15mm、肉厚2mmの破壊寿命
  繰り返し曲げ試験は変位制御のためSAC305とSn−37Pbで変位に差はないが、温度サイクル試験では
 SAC305が塑性変形しにくいためSAC305とSn−37Pbで変位に差が生じている。


4点曲げ Kim
  温度サイクル


 4点曲げ 内側距離100mm、外側135mm


  負荷が大きくなると逆転し、SnPbが良い。

   N=CΔW

  このモデルは曲げでは合う。


Blattau
 2512抵抗、4点曲げ、5Hzと10Hz(800με)、SAC305とSnPb共晶。



  2400μεではSnPbが良いが、1200μεではSACが良い、



  つま先部が粗大化、高応力部であることを示す。



  基点はSnPbよりフィレット上部、引け巣部

 応力とひずみの計算値


  塑性範囲ではSnPbが良い。


 基板ねじり試験

  Srinivas

  4.5°の角度ねじり、角速度1°/s、角加速度1°/s
  およそ基板せん断ひずみ50μひずみ単位/sで1000μひずみ単位
  寿命:抵抗20%増
  PWB:OSP
  ボール:SAC305、SAC105、SAC125Ni(0.05Ni)、ペーストはすべてSAC305。

  基板の片側を固定し、もう一方を回転させて基板をねじっている。(論文から)


  A、Bはデイジー・チェーンの違い。

  結論:高Agが良い。

Seah


  4点曲げ


  はんだ:SN100C、Cuパッド
  200Hzから300Hzに対しては延性−脆性遷移が直感的説明だが50Hz〜200Hzについては説明できない。




DfR
 上記Kimらの結果とMotorola、DfR(上記Blattau)の結果の比較
  多くは弾性範囲(塑性範囲は上記Blattauの寿命予測参照)

 Motorola
  0.8mmピッチ、179 I/O(14x14mm)、試験幅44mm、1Hz、変位0.2〜0.5mm


 DfR →Blattau
  2512 チップ抵抗(6.25mmx3mm)、試験幅100mm、4Hz



戻 る 目 次 次 へ


inserted by FC2 system