(13−6) 基板振動試験

(13−6−1) 電子機器の振動

  各種分野の振動の特性

NPL Maio

 淡青:Ships、紫:Helicoplane

DfR(Steiberg)
 調和



  電子機器の故障では(Blattauから)



  電子機器の信頼性としては
   固定での耐震耐久
   車載機器
   輸送振動
   携帯機器
 などが考えられるが、重要なのは車載機器と輸送振動であろう。

  試験方法
   ・帯域周期波(正弦波、SIN波)
     基板の形状、固定方法(保持位置)→共振周波数と励起モード
   ・共振周波数
   ・ランダム(帯域)振動
     2乗平均平方根:RMSを使用
     パワースペクトル密度PSD(単位周波数幅当たりのパワー値):g/Hz←(加速度m/s/Hz
*参考
   加速度:G=9.80665m/s
   変位(振幅)=加速度/(2πf) f:周波数(Hz)

  規格例
   振動の規格は種々あるが、

NTT
  輸送振動
   JIS Z 0232
     ランダム(と正弦波)



MIL−STD−810G Method 514.6 振動



中嶋


  基板での振動試験の特徴
   繰り返し基板曲げとの違いの大きな点は、加速度、共振周波数、種々の変形モードの存在など

Chen 共振周波数例



Hamano



(13−6−2) はんだ実装基板の振動試験



NPL
 Sn62=Sn36Pb2Ag
 PCB:ENIG

 振動:ランダム、0.1g/Hz、10〜600Hz






振動 日本スペリア
 基板の共鳴周波数(171.2Hz)で試験、30G
 2512抵抗
 TSOP、44ガルウィング、42アロイ
 CSP、96ボール
 基板:OSP

  抵抗

  TSOP

  CSP





Wong  



  試験アセンブリの設計で変形モードが異なる。

  共鳴周波数のSIN波で0.75〜4gにしひずみ幅をとる。








Yu
 BGA部品:12x12mm、ボール0.3mmφ
 PCB:100x50mmx0.6mm
 ボール:SAC305、405




 調和振動
  自然周波数282Hz周辺(265から295Hz)




  ランダム振動
     40〜1000Hz(0.15g/Hz、0.25g/H)



戻 る 目 次 次 へ


inserted by FC2 system