(15−5−6) めっき膜組織

  SnめっきとSn−Pbめっきの違いに結晶粒組織の違いがあげられている。
  Snの柱状組織に対しSn−Pbの等軸状組織あるいは水平粒界の存在が特徴とされる。
  結晶粒組織は合金化のほかにめっき条件(浴組成、電流密度など)によっても変化が生じる。

  柱状粒微細構造が等軸粒微細構造よりウィスカ形成しやすいとされる。
  (W.J. Boettinger, C.E. Johnson, L.A. Bendersky, K.W. Moon, M.E. Williams, G.R. Stafford, Acta Mater. 53 (2005) 5033.)

  粒寸法については矛盾した結果が見られる。


@ 合金化の影響

NPL Huntら 2010 


Jo






2005-Boettinger 



sakuyama 富士通



Ashworth 2013



A めっき条件の影響

Zhang






  微粒のブライトがウィスカ発生しやすい。





上村

 皮膜粒形態
 

MSA matte tin plating bath 浴添加物の違い

上村








Sobiech




Lee

  電流密度の影響




TECHNIC INC.





  粒寸法は関係ない。



Jo
  Sn膜厚みの粒寸法への影響


Wilcox 
 Znウィスカでの粒構造の影響
 





 曲がった電解めっきZn-Niの凸面領域からのZnウィスカ、アニール150℃、72時間。



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